肝胆膵第78巻第2号

1 型自己免疫性膵炎における膵外病変−腎病変を中心に−

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  • 水島 伊知郎,他(金沢大学)
  • 発行日:2019年02月28日
  • 〈要旨〉
    1型自己免疫性膵炎は,全身疾患であるIgG4関連疾患の膵病変であり,高頻度に膵臓以外の臓器にIgG4関連疾患の病変を有している.これら膵外病変は,本疾患の臨床像に多様性をもたらすとともに,現行の本疾患診断基準においてはその診断自体にも寄与する.さまざまな膵外病変のなかでも,腎病変は診断・治療の遅れにより不可逆的な腎機能障害を残すため重要な病変である.1型自己免疫性膵炎患者において,腎機能障害や顕著な低補体血症を認めた場合には腎実質病変を疑って画像・組織学的検査を行い,早期の診断・治療を行う必要がある.一方,後腹膜病変による水腎症も腎障害の原因として重要であり,泌尿器科的インターベンションなどとあわせて適切に管理されるべきである.

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詳細

Extrapancreatic lesions -the special focus on IgG4-related kidney disease-
水島 伊知郎*1,2 川野 充弘*1
*1金沢大学附属病院リウマチ膠原病内科 
*2同 研修医・専門医総合教育センター