肝胆膵第78巻第2号

ステロイド維持療法−その適応,期間,未治療例の経過など−

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  • 田原 純子,他(東京女子医科大学)
  • 発行日:2019年02月28日
  • 〈要旨〉
    1995年にYoshida らによってはじめて疾患概念が提唱された自己免疫性膵炎は,これまでの経過のなかでさまざまな進歩が認められている1).自己免疫性膵炎の治療はステロイドが奏効し,初期治療の中心となっている.自然軽快する場合もあるため無症状の場合は経過をみることもあるが,改善がない症例や閉塞性黄疸など膵外病変を合併している症例ではステロイド治療のよい適応となる.しかし,寛解導入後の維持療法についてはいまだ明確なコンセンサスはない.本邦においてステロイドの初期投与は0.6 mg/kg/日で開始後5 mgずつ1〜2週間ごと減量していき,その後維持療法を行い,再燃予防を行っている.一方欧米では,維持療法は行わず速やかなステロイド中止を行い,再燃時にステロイド再投与や免疫抑制剤,生物学的製剤の投与も行われている.

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Maintenance steroid treatment for autoimmune pancreatitis
田原 純子 清水 京子
東京女子医科大学消化器内科