臨床精神医学第45巻第7号

研究報告 セルトラリンとミルタザピンの併用療法により,早期に寛解した重症老年期うつ病の2症例

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  • 西村 健一郎・他(呉医療センター)
  • 発行日:2016年07月28日
  • 〈抄録〉
    SSRIやSNRI,NaSSAなどの新規抗うつ薬は忍容性に優れ,老年期うつ病にも広く,投与されている。一方,臨床現場では新規抗うつ薬の単剤治療に難治性の病態も少なからず存在する。今回,われわれはセルトラリンの単剤治療への反応に乏しく,ミルタザピンによる増強療法が奏効した症例を2症例,経験した。2症例では早期の寛解を得ることで,高齢者の陥りやすい低栄養状態や脱水の合併,日常生活レベルの低下を回避することができた。難治性の病態に関しては,セルトラリンとミルタザピンの併用投与は,有力な選択肢の1つになりうると思われた。本稿では,2症例の症状形成と心理社会的背景,治癒機転について,近年の疫学研究や臨床研究,生物学的研究の結果を鑑み,総合的考察を試みた。

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2 cases of severe senile depression remitted by combination therapy of sertraline and mirtazapine
西村 健一郎1) 土岐 茂2) 片岡 努3) 林 真紀2) 松村 理恵2) 小山田 孝裕2)
1)国立病院機構呉医療センター精神科
2)医療法人大慈会三原病院
3)県立広島病院精神神経科