臨床精神医学第53巻第4号

膠原病とCOVID-19に伴う精神症状

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  • 小宮 陽仁・他(東京医科歯科大学)
  • 発行日:2024年04月28日
  • 〈抄録〉小宮 陽仁,細矢 匡,COVID-19,全身性エリテマトーデス,systemic lupus erythematosus,ベーチェット病,Behçet’s disease
    精神症状をきたす患者の背景に内科疾患が存在することがある。膠原病とその類縁疾患の中でも特に全身性エリテマトーデスやベーチェット病などは多彩な精神神経症状を呈し,時に初発症状となるため注意が必要である。近年,SARS-CoV-2の感染により発症するCOVID-19に関連して,急性期症状や,後遺症状として精神症状を合併することが社会的な関心事項となっている。膠原病,感染性疾患と病因は異なるが,これらの疾患に伴う精神神経症状は多彩で,そのメカニズムは十分に解明されているわけではないが,自己免疫的な機序,微小血栓の関与など,両者に共通する病態も提唱されている。本稿では,膠原病類縁疾患の中でも特有の精神症状をきたす,全身性エリテマトーデス,ベーチェット病をとりあげ,COVID-19に伴う精神神経症状に関しても,その病態および症状などに関して現時点での知見を記載する。

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Neuropsychiatric symptoms associated with connective tissue disease and COVID-19
小宮 陽仁 細矢 匡
東京医科歯科大学膠原病・リウマチ内科