臨床精神医学第52巻第10号

ゲーム行動症関連の評価尺度

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  • 治徳 大介(東京医科歯科大学)
  • 発行日:2023年10月28日
  • 〈抄録〉
    生活の中でゲームを最優先にすることにより,日常生活や社会生活に問題を生じる,ゲーム行動症は新しい疾患概念である。コロナ禍における休校・巣ごもり生活や,GIGAスクール構想に伴うPCやタブレットの配布などの外部環境の変化の影響もあり,患者数は急速に増加しており,社会問題になっている。ゲーム行動症のICD-11への収載に伴い,これまでばらばらだった診断基準がある程度明確になったことにより,この分野の研究の標準化が可能となったが,科学的根拠が十分とはいえず,研究の促進とエビデンスの蓄積が求められる。そのためには,より高い精度のスクリーニング尺度や診断ガイドラインが必要であるが,現状では優れたスクリーニング尺度を一つに絞ることが難しい。そのような状況をふまえて,本稿では,これまで報告されている,ゲーム行動症関連の評価尺度およびその有用性について概説する。

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Assessment tools related to gaming disorder
治徳 大介*
東京医科歯科大学精神行動医科学分野