臨床精神医学第52巻第4号

遅発性ジスキネジアの新しい治療

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  • 金原 信久・他(千葉大学)
  • 発行日:2023年04月28日
  • 〈抄録〉
    遅発性ジスキネジアは抗精神病薬治療によって出現してくる不随意運動であり,精神科薬物療法において最も注意すべき副作用の一つである。抗精神病薬治療によって惹起されるドパミン受容体過感受性現象が病態との関連で古くから推定されてきた。遅発性ジスキネジアの予防法や出現した場合の対症法として,ドパミン過感受性現象をふまえた抗精神病薬の選択や用量設定は有用と思われる。またVMAT2阻害剤の登場によりジスキネジアに対するより確実性の高い効果が期待される。難治な遅発性ジスキネジアでは,他の遅発性症候群(ジストニアやパーキンソニズムなど)が混在した症候を呈している患者も少なくなく,身体科との連携も重要となる。

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Recent treatment approach for tardive dyskinesia and tardive syndrome
金原 信久*1 伊豫 雅臣*2
*1千葉大学社会精神保健教育研究センター
*2千葉大学大学院医学研究院精神医学