臨床精神医学第51巻第9号

発達障害における不安

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  • 黒河内敏成・他(国立国際医療研究センター国府台病院)
  • 発行日:2022年09月28日
  • 〈抄録〉
    不安は脅威やストレスに対して起こる正常な感情である。発達障害を抱えた児者はさまざまな困難さから不安を呈する。治療者はこのことを理解し彼らと信頼関係を構築していくことが重要である。医療者は発達障害に関する心理教育と認知行動療法を含めた心理社会的治療を基盤とし,目の前の患者(子どもの場合には保護者も含めて)と一緒に,双方の情報を共有しながら,発達障害としての自己理解と,相談時点での不安症状によって日常生活上の困難さを話し合っていくことがよいと考える。発達障害を背景にして不安障害が併存する場合には,不安障害の症状軽減を目指した薬物療法も選択肢となり得るが,治療者はその不安を過小評価せずに丁寧な評価と共感が最も重要である。

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Anxiety and neurodevelopmental disorders
黒河内 敏成 宇佐美 政英
国立国際医療研究センター国府台病院児童精神科