臨床精神医学第51巻第4号

ICD-11改訂にみる食行動症または摂食症群

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  • 大澤 雄気・他(東京大学)
  • 発行日:2022年04月28日
  • 〈抄録〉
    ICD-11におけるFeeding or Eating Disorders(食行動症または摂食症群)は,ICD-10における「摂食障害」と「乳幼児期および小児期の哺育障害,乳幼児期および小児期の異食症」が統合されたカテゴリーである。これはDSM-5における「食行動障害および摂食障害群」と同様に,年齢による区分が廃止されている。また,DSM-5に合わせる形式で,新たに「Binge eating disorder むちゃ食い症<過食性障害>」と「Avoidant-restrictive food intake disorder 回避・制限性食物摂取症」,「Rumination Disorder(反芻・吐き戻し症)」が独立した疾患として追加された。これらの新たな分類により,これまでは「特定不能の摂食障害」とされていたものの中から新たな疾患が概念として独立することとなり,より正確な診断が実現されることで,適切な治療に結びつくことが期待される。

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Feeding or eating disorders in ICD-11
大澤 雄気 吉内 一浩
東京大学医学部附属病院心療内科