臨床精神医学第49巻第6号

薬剤抵抗性てんかんに対する迷走神経刺激療法

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  • 石下 洋平・他(自治医科大学)
  • 発行日:2020年06月28日
  • 〈抄録〉
    適切に選択された2剤の抗てんかん薬を十分量使用しても生活を妨げるような発作が残存する患者に対しては外科的なてんかん焦点切除術が推奨される。しかし,術後も発作が残存する患者やそもそも手術適応とならない患者に対して,緩和的な代替治療として迷走神経刺激療法(vagus nerve stimulation: VNS)が行われる。VNSは皮下に電気刺激装置を植え込み,左迷走神経に間欠的に電流を流すことで発作軽減効果を発揮する。50%以上の発作軽減効果が術後2 年のうちに施行患者の約6 割で得られる,確立した治療法である。さらに,VNSはてんかんのみならず,うつ病にも有効である可能性が報告され,米国では2005年から治療抵抗性うつ病に対するVNSの施行が開始されている。VNSの作用機序として,青斑核・縫線核の活性化によるモノアミン放出促進や神経可塑性への関与の可能性が報告されているが,完全には解明されていない。

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Vagus nerve stimulation for drug-resistant epilepsy
石下 洋平 川合 謙介
自治医科大学脳神経外科