臨床精神医学第49巻第6号

経頭蓋磁気刺激と脳波を用いた神経生理学検査法

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  • 野田 賀大(慶應義塾大学)
  • 発行日:2020年06月28日
  • 〈抄録〉
    経頭蓋磁気刺激(TMS)は,大脳皮質に適応するとコイル直下の神経細胞を直接かつ非侵襲的に脱分極させることができる。さらに,TMSは刺激部位に関連した神経回路を神経修飾し,大脳皮質の興奮・抑制機能を評価することができる。TMS-EEG同時計測法(TMS-EEG)は,筋電図では評価できない運動野以外の大脳皮質の神経生理学的特性を評価するための手段として近年注目を浴びている。TMS神経生理にはグルタミン酸やGABAをはじめとした各神経伝達物質に関連した種々の計測パラダイムがある。TMSEEGはヒト大脳皮質の神経回路機能を精査することができる画期的なツールであるため,精神疾患の病態生理の解明にとって有用なアプローチになる得る。本稿では健常者の皮質抑制・促進機能,神経可塑性に関するTMS-EEG神経生理研究について包括的にレビューし,同アプローチによる今後の精神疾患への応用や展望について論じる。

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Neurophysiology using combined TMS-EEG
野田 賀大
慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室精神病態生理学研究室