臨床精神医学第49巻第6号

発達性吃音に対する経頭蓋直流電気刺激

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  • 橋本 龍一郎(東京都立大学)
  • 発行日:2020年06月28日
  • 〈抄録〉
    発達性吃音は,幼児期に発症する言語障害である。語頭音の繰り返しやブロックなど,発話の非流暢性を中核とするが,併発する精神疾患や発達障害も多い。現在は,流暢性を高める発話技術を訓練室環境で習得する流暢性形成訓練などが主要な介入法であるが,最近では生物学的知見に基づくアプローチとして,経頭蓋直流電気刺激による介入が期待されている。本稿では,これまでに出版された発達性吃音のtDCS研究を概説する。特に,左下前頭皮質を標的部位とした陽極tDCSの複数セッションを実施することで,6週間後も発話流暢性の向上が認められるなど,tDCSの臨床応用に可能性を感じさせる結果が得られ始めている。また,複数の刺激プロトコルを探索的に検討し,右半球のブローカ野相同部位への陰極tDCSが最も大きな効果を認めた報告もあり,今後,tDCSの最適な介入プロトコルの確立が期待される。

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A review of effects of tDCS on developmental stuttering
橋本 龍一郎
東京都立大学人文科学研究科言語科学教室