臨床精神医学第48巻第7号

統合失調症をもつ人の家族が求める情報と精神科訪問看護スタッフが提供する情報の比較─インターネットを用いたアンケート調査─

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  • 塩澤 拓亮・他(国立精神・神経医療研究センター地域・司法精神医療研究部)
  • 発行日:2019年07月28日
  • 〈抄録〉
    国内外の先行研究で精神障害患者家族に対する情報提供や訪問支援について必要性が示されているが,わが国における実態については明らかでない。本研究では,統合失調症をもつ患者の家族が医療従事者から通常の支援の中で受けている情報提供と,訪問看護スタッフが日常の臨床活動で実施している情報提供の内容の相違について検討すべく,当事者家族と訪問看護スタッフの双方にインターネットを通じて調査を実施した。当事者家族129 名,訪問看護スタッフ18 名の回答から各項目の情報提供授受の割合の相違を求めた。結果,精神保健・障害福祉サービスに関する情報提供は訪問看護スタッフからは積極的には行われておらず,患者家族のニーズへの対応は十分でないことが明らかとなった。訪問看護スタッフの回答から,説明ツールなどがあることで家族に対する情報提供のきっかけが得やすくなる,家族の潜在的な情報提供ニーズを引き出すことができる可能性が示唆された。

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詳細

Comparison of information requested by family members of schizophrenic patients and information provided by psychiatric visiting nursing staffs –The questionnaire survey via the Internet–
塩澤 拓亮*1,2 松長 麻美*1 佐藤 さやか*1 藤井 千代*1
*1 国立精神・神経医療研究センター地域・司法精神医療研究部
*2 首都大学東京大学院人間健康科学研究科看護科学域