肝胆膵第79巻第4号

オンライン血液浄化システムによる肝性昏睡治療の有用性

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  • 鈴木 悠地,他(岩手医科大学)
  • 発行日:2019年10月28日
  • 〈要旨〉
    昏睡型急性肝不全に対する血液浄化療法による昏睡覚醒率を向上させる目的で,オンラインCHDF(continuous hemodiafiltration)の開発および医師主導治験を行った.本機器による肝性脳症からの覚醒率は約90%と高い覚醒効果を示した.これまで,オンライン血液浄化が普及するための課題として,水質管理の徹底された配水システムを整備した施設での実施に限られているという問題を抱えていた.機器はICUのベッドサイドで水道水から大量の治療水を作製する.そのため,特別な設備を持たない施設でも,オンライン血液浄化と同等の治療を行うことを実現した.本機器は昏睡型急性肝不全に対する標準的治療機器の一つとして活用できるものと期待される.

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詳細

The usefulness of a newly-developed on-line continuous hemodiafiltration system for the
consciousness-regain of acute liver failure
鈴木 悠地 滝川 康裕
岩手医科大学医学部内科学講座消化器内科肝臓分野