肝胆膵第79巻第4号

パラセタモール中毒に対する救急治療

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  • 齋藤 英胤(慶應義塾大学)
  • 発行日:2019年10月28日
  • 〈要旨〉
    パラセタモール(別名アセトアミノフェン)は,頻繁に使用される解熱鎮痛薬であり多くの一般用薬にも含まれ,1日最大投与量と1回摂取中毒量が近似することもあり,意図せず過剰摂取になりやすい薬物である.国外では自殺企図による過剰投与や若年者での中毒の報告が続き,救急現場で念頭に置くべき薬物中毒起因薬である.肝障害が認められなくても血中薬物濃度の測定とRumack-Matthewノモグラムを用いた評価を行い,必要ならN-アセチルシステインを投与することにより急性肝不全に至らないように予防することが重要である.

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Emergency treatment for paracetamol toxicity
齋藤 英胤
慶應義塾大学大学院薬学研究科薬物治療学