肝胆膵第79巻第4号
TG18に基づく急性胆管炎の治療戦略
電子書籍のみ

- 髙﨑 祐介,他(順天堂大学)
- 発行日:2019年10月28日
- 〈要旨〉
急性胆管炎は胆管内に急性炎症が発生した病態であり,その発生には胆管内に著明に増殖した細菌の存在と胆汁うっ滞の2因子が重要といわれており,治療は抗菌薬の投与と胆管ドレナージとなる.胆管炎に対する治療に関しては「Tokyo Guidelines 2018(TG18)」が発行されており,重症度に合わせてドレナージのタイミングを提唱している.ドレナージの方法に関しては内視鏡的経乳頭ドレナージを推奨するとされており,中等症・重症患者においてはERCPができない場合は可能な施設に搬送することが望ましい.本稿ではTG18に基づいた治療戦略を解説する.
詳細
The acute cholangitis strategy based on TG18
髙﨑 祐介 牛尾 真子 山形 亘 鈴木 彬実 大川 良洋 落合 一成 冨嶋 享 石井 重登 藤澤 聡郎 伊佐山 浩通
順天堂大学医学部附属順天堂医院消化器内科