肝胆膵第79巻第3号

一次治療としてのニボルマブによる第Ⅲ相試験のデザイン(CheckMate 459試験)

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  • 葛谷 貞二,他(名古屋大学)
  • 発行日:2019年09月28日
  • 〈要旨〉
    進行肝細胞癌に対する一次治療としてのニボルマブの有効性・安全性を検証するために,ソラフェニブと治療成績を比較する第Ⅲ相試験が行われた(CheckMate 459試験).登録症例は726例で,ニボルマブ群とソラフェニブ群とに1:1でランダム化割り付けされた.2019年6 月,プレスリリースにて結果の一部が公表された.ニボルマブ群は主要評価項目である全生存期間の優越性をソラフェニブ群に対して示すことができなかった(HR:0.85,95%信頼区間:0.72~ 1.02,p= 0.0752).現在,免疫チェックポイント阻害剤同士の併用試験や分子標的治療薬との併用試験が数多く行われている.

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詳細

The design of phase III trial with nivolumab for advanced HCC as first-line systemic therapy (CheckMate 459 trial)
葛谷 貞二 石上 雅敏 藤城 光弘
名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学