肝胆膵第76巻第2号

ウイルス肝炎患者の掘り起こし-受診・受療に向けた課題-

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  • 江口 有一郎,他(佐賀大学)
  • 発行日:2018年02月28日
  • 〈要旨〉
    C型肝炎の抗ウイルス治療は直接作用型抗ウイルス薬の登場など劇的な進歩を遂げ,今では副作用もほとんどなく,100%近いウイルス駆除率が得られるようになった.しかし一方では,いまだ国内には肝炎ウイルス検査の受検にさえも至っていない者が国民の約半数にのぼると推定され,また抗ウイルス治療の受療を思いとどまっている者や治療後の通院を中断する者も多いことが問題となっている.肝癌撲滅に向けた患者の掘り起こしと受診勧奨のためには,検査や治療といった臨床面での進歩に加えて産官学一体となった地域ぐるみの肝疾患対策と対象者の深層心理や背景を理解した実効的な啓発および情報発信の三位一体の総合的な肝疾患対策が不可欠である.

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詳細

Picking up patients with rival hepatitis
江口 有一郎1) 岩根 紳治1) 藤岳 夕歌1,2) 吉原 大介3)
1)佐賀大学医学部附属病院肝疾患センター
2)株式会社キャンサースキャン
3)佐賀県健康福祉部健康増進課