肝胆膵第76巻第2号

HIV合併C型肝炎の治療成績

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  • 荘 拓也,他(北海道大学)
  • 発行日:2018年02月28日
  • 〈要旨〉
    抗HIV薬の進歩によってHIV治療成績が向上し,エイズ関連死が減少したことで,HIV/HCV重複感染例においては,合併するC型肝炎による肝硬変・肝細胞癌が予後規定因子とされている.これまでのインターフェロンを用いた治療による効果は,HCV単独感染例より低かった.しかしながら,直接作用型抗ウイルス薬(DAA)による治療は単独感染例と遜色なく高い効果が期待される.DAAを選択する際には,HCVプロテアーゼ阻害剤とHIVプロテアーゼ阻害剤は原則併用できないことに注意する必要がある.また,HIV/HCV重複感染例においてはジェノタイプを測定し,遺伝子型により抗HCV治療のレジメンを選択することが重要であり,治療の際にはHIV専門医とともに診療することが望ましい.

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詳細

Treatment of hepatitis C in patients with HIV coinfection
荘 拓也 坂本 直哉
北海道大学大学院医学研究科内科学講座消化器内科学分野