肝胆膵第76巻第2号
グレカプレビル+ピブレンタスビル治療-ジェノタイプ2型に対する効果(CERTAIN-2)
電子書籍のみ
- 渡邊 綱正,他(聖マリアンナ医科大学)
- 発行日:2018年02月28日
- 〈要旨〉
C型慢性肝炎治療は,インターフェロンフリーレジメンが主流となり,かつては治療が難しかった患者も含め,安全に高い確率で治癒できる時代となりつつある.一方で,これまでに承認されてきたジェノタイプ2型への治療法は,いずれもリバビリン(RBV)併用を必要としており,長らくRBVを必要としない新たな治療薬の開発が切望されてきた.グレカプレビル(GLE)/ピブレンタスビル(PIB)配合錠は,国内初となる最短8週間治療のRBVフリー1日1回経口治療薬であり,2017年9月に国内で承認された.本稿では,国内第Ⅲ相試験であるCERTAIN-2試験の治療成績を中心に,GLE/PIB配合錠の有効性および安全性について解説する.
詳細
Efficacy of glecaprevir + pibrentasvir therapy in patients infected with hepatitis C virus genotype-2 (CERTAIN-2)
渡邊 綱正 池田 裕喜
聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科