臨床精神医学第54巻第9号

AIと社会,メンタルヘルス─オンラインメンタルヘルスケアの可能性─

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  • 竹田 和良(国立精神・神経医療研究センター)
  • 発行日:2025年09月28日
  • 〈抄録〉
    COVID-19感染症パンデミックにおいて,何気ない人のつながりの重要性や,自分自身のストレスや気分の変化を誰もが経験した。今こそ「メンタル不調は,生涯の中で,誰もが一度は経験する」ことを前提として広く周知し,その対応として「メンタルヘルスケアが当たり前の社会」の実現を目指し,AI等の技術を駆使したうえで,オンラインのメンタルヘルスケアシステムを運用し,リアルなメンタルヘルスケアシステムと連動させ,縦断的に活用できるシステムの社会実装が急務である。システムの普及には,その効果検証はもとより,多様な選択肢のカタログ化や個別選択をどのように実施するのかなど課題解決にむけた産学官連携,ユーザーとなる市民の参画も重要であり,またメンタル不調経験者と必要な情報を共有することも重要である。医療で求められる患者・市民参画(PPI)を,メンタルヘルスケアにおいても実行することが求められている。

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AI, society, and mental health - the potential of online mental health care-
竹田 和良
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院情報管理・解析部