臨床精神医学第54巻第4号

糖尿病診療update

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  • 税所 芳史(さいしょ糖尿病クリニック)
  • 発行日:2025年04月28日
  • 〈抄録〉
    第4次「対糖尿病戦略5 ヵ年計画」では個別化医療の構築が目標に掲げられ,現在はひとりひとりの患者に寄り添った,「患者さん中心の糖尿病診療」が求められている。糖尿病治療の目標は,合併症の発症・進展を予防し,糖尿病のない人と変わりない寿命・QOLを達成することである。近年登場したGLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬は,低血糖を増やすことなく血糖値を下げるだけでなく体重減少効果も有し,心血管・腎予後の改善も相次いで報告されたことから2型糖尿病治療において大きな注目を集めている。また持続血糖測定(CGM)の開発は,患者自身が血糖値をリアルタイムで知り,それに合わせて生活やインスリン量の調整を行うことを可能にした。さらにスマホアプリに記録した患者自身の健康・生活情報をクラウドを介して医療スタッフと共有することで個別化医療の提供が促進されている。本稿ではこうした最近の糖尿病診療の進歩について概説する。

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