臨床精神医学第53巻第3号

パニック発作と氷食症を呈した鉄欠乏性貧血の1症例

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  • 武田 隆綱(武田メンタルクリニック)
  • 発行日:2024年03月28日
  • パニック発作と氷食症を呈した鉄欠乏性貧血の1症例を経験した。症例は当院初診時46歳の女性である。45歳時にパニック発作や予期不安が出現し,就労困難となった。当院初診後パニック障害と診断してセルトラリンとクロナゼパムを投与していたが,症状の改善はみられず,氷食症も出現した。諸検査より,フェリチン低下を伴う鉄欠乏性貧血と診断した。そこでクエン酸第一鉄50 mgを加えたところ,4 週後より症状が改善し始め,12週後に症状は消失した。そしてクエン酸第一鉄の投与を継続し,セルトラリンとクロナゼパムは漸減中止した。その後は1 年以上にわたって安定している。本症例の経験から,パニック発作や氷食症を呈する患者の中には鉄欠乏性貧血による症例が存在することに留意すべきである。

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A case of iron deficiency anemia with panic attack and pagophagia
武田 隆綱
武田メンタルクリニック