臨床精神医学第53巻第3号
覚醒剤使用障害に対する条件反射制御法の効果に関する研究─入院で条件反射制御法を受けた者の1年後転帰─
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- 小柳 一洋・他(下総精神医療センター)
- 発行日:2024年03月28日
- 本研究は条件反射制御法の効果を検討することを目的とした。条件反射制御法は主に物質使用障害などの望まない行動をもつ者を対象とした個人療法として実施されている。対象は,覚醒剤使用障害と診断され,それを治療対象として2012年10月1日~2016年9月30日に下総精神医療センター専門病棟へ初回入院した患者のうち81名の診療記録とした。結果は,退院後1年時点での転帰判明者は41名であった。退院後1年時点までに覚醒剤を再使用した者は16名,断薬を維持した者は25名であり,1年断薬率は61.0%であった。退院後に条件反射制御法を継続しなかった者(1年断薬率42.1%)と比較し,条件反射制御法を継続した者(1年断薬率77.3%)は有意に断薬の割合が高かった(p<0.05)。このことから,条件反射制御法を継続することで覚醒剤再使用のリスクは低下することが推測された。
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The effectiveness of conditioned reflex control technique on patients with methamphetamine use disorder
小柳 一洋 平井 愼二
独立行政法人国立病院機構下総精神医療センター