臨床精神医学第52巻第9号

大麻精神病と無動機症候群─サイケデリック体験の後遺症─

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  • 小田 晶彦・他(下総精神医療センター)
  • 発行日:2023年09月28日
  • 〈抄録〉
    大麻の大量摂取を長期間続けると,その後極端に無気力な精神状態が長く続くことがあり,「無動機症候群」といわれている。大麻の持つサイケデリック作用が本人の無気力な生活態度を増強しているという側面もあるが,大麻精神病の発病後の場合はどの時点で陽性症状が寛解したかという判断を困難にするという問題と,統合失調症の陰性症状との鑑別が難しく,治療のゴールを定めにくいという問題がある。本稿は大麻精神病の発病後,無動機症候群となった症例を2 例提示し,その病状を精神病理学的に分析したものである。

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Cannabis psychosis and amotivational syndrome –aftereffects of psychedelic experiences–
小田 晶彦 早坂 拓也 小林 優佳 須藤 亜紗実
独立行政法人国立病院機構下総精神医療センター