臨床精神医学第52巻第9号

アルツハイマー型認知症のBPSD治療の現在

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  • 森田 啓史・他(高知大学)
  • 発行日:2023年09月28日
  • 〈抄録〉
    アルツハイマー型認知症(Alzheimer’s disease:AD)の行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia:BPSD)は中核症状と同等もしくはそれ以上に,本人および介護者や家族を悩ませる症状であり,その治療上の重要性は極めて高い。しかし,症状の個人差が大きく,画一的な対応が難しい。加えて,根本治療薬はおろか,本邦で保険適用を有する薬剤もなく,現場での治療は試行錯誤の連続となる。そこで本稿では,パーソンセンタードケア(Person-centered care)の理念を中心に据え,BPSD治療に共通する概念,課題やフロントラインの紹介を行う。加えて,BPSDを4 つの症状群に分類し,心理的メカニズムの考察や非薬物療法を中心とする具体的な対応策を提示し,ともすれば悲観論が蔓延するBPSD治療に一石を投じたい。

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Current Treatment for BPSD in Alzheimer’s disease
森田 啓史 藤戸 良子 上村 直人 數井 裕光
高知大学医学部神経精神科学講座