臨床精神医学第51巻第6号

精神障害当事者の地域生活にかかわるエビデンス紹介サイトの開発とその意義

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  • 佐藤 さやか・他(国立精神・神経医療研究センター)
  • 発行日:2022年06月28日
  • 〈抄録〉
    科学的根拠に基づく実践の推進は,研究成果の臨床実践への還元や普及を目指す実装科学の文脈からも,患者/市民と医療専門職が対等な関係で実践のあり方や臨床研究をより良いものにしようとする共同創造や患者・市民参画の文脈からも重要である。他方,こうした取り組みの土台である専門的情報の共有が地域精神保健領域で進んでおらず,エビデンスの活用が停滞している可能性がある。そこで,筆者らは重い精神疾患をもつ人の地域生活支援に関する支援技法のエビデンスを紹介するWebサイトを作成した。「こころとくらし(通称:ここくら)」と命名したサイトは,支援者等と当事者・家族等の双方が利用しやすいような構造となっている。コクランレビューに基づいて作成した支援技法の紹介ページでは専門用語,統計用語を極力排除し, 各技法の概要と効果について容易に理解できるよう工夫した。今後も閲覧者のフィードバックをふまえて改善を重ねていく予定である。

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Development and significance of evidence-based information site on community lives for people with mental illness
佐藤 さやか 五十嵐 百花 川口 敬之 藤本 悠 田村 早織 小川 亮
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所地域精神保健・法制度研究部