臨床精神医学第51巻第6号

ADHD・児童の治療ゴール設定をどう考えるか

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  • 箱島 有輝・他(国立国際医療研究センター国府台病院)
  • 発行日:2022年06月28日
  • 〈抄録〉
    注意欠如・多動症に対する薬物療法は,2007年に神経刺激薬のメチルフェニデート徐放剤が登場したことによって,新たな時代へと突入した。注意欠如・多動症に対する治療は,成人期に向かって自分の特性を受け入れていく年代である子どものこころの発達をふまえた治療のゴールを考えていく必要がある。薬物療法については,依存や物質使用関連リスクの観点からも,漫然と継続することは避けるべきであり,投与開始時の目的を忘れることなく,その終了のタイミングを図るのがよいだろう。また治療の心理社会的治療を中心に考え,その治療のゴールまで一貫してADHD症状だけでなく,健全な自己像の獲得を目指す必要がある。

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How to consider closing of treatment for children with ADHD
箱島 有輝 宇佐美 政英
国立研究開発法人国立国際医療研究センター国府台病院児童精神科