臨床精神医学第50巻第12号

統合失調症のメタ認知トレーニング

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  • 細野 正人・他(東京大学)
  • 発行日:2021年12月28日
  • 〈抄録〉
    メタ認知トレーニング(MCT)は2012年にわが国に紹介された統合失調症に対する心理的介入技法である。その日本語版(MCT-J)は,精神科デイケア,精神科作業療法,精神科外来,精神科病棟,カウンセリングなど多くの臨床場面ですでに実践されている。参加者同士でゲームやディスカッションを行いながら,思考の偏りを発見し改善することを目的としており,介入に対する患者の受け入れのよさが特長である。複数のメタ解析によって,妄想をはじめとする陽性症状に対する中程度の有効性が実証されており,日本においても,多施設共同研究に基づいたRCTにより同様の効果が確認されている。MCT-Jの実践者は年々増加しているが,周知を図るため,本稿ではMCTの各モジュールを紹介し,その目的と内容について解説する。

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Metacognitive training for schizophrenia
細野 正人*1 石川 亮太郎*2 石垣 琢麿*1
*1東京大学大学院総合文化研究科
*2大正大学心理社会学部臨床心理学科