肝胆膵第84巻第4号

肝細胞癌治療としての分子標的治療薬とフェロトーシス

電子書籍のみ

  • 伊藤 心二,他(九州大学)
  • 発行日:2022年04月28日
  • 〈要旨〉
    肝細胞癌の薬物療法は分子標的治療薬を中心に行われており,薬剤耐性の克服が重要となっている.非アポトーシス性の制御性細胞死であるフェロトーシスは,鉄依存性の過酸化脂質の蓄積により引き起こされ,注目を集めている.肝細胞癌におけるソラフェニブの薬剤耐性のメカニズムにフェロトーシス制御機構が関わっていることが近年,相次いで報告されている.レンバチニブにおいてもフェロトーシスが肝細胞癌の抗腫瘍効果に関わっている可能性があり,免疫複合療法におけるフェロトーシスの関与も含め,今後のフェロトーシス研究の進展が非常に期待されている.

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Ferroptosis and molecular target agents as a treatment for hepatocellular carcinoma
伊藤 心二*1 伊勢田 憲史*1 利田 賢哉*1 森永 哲成*1 冨山 貴央*1 小斉 侑希子*1 冨野 高広*1 栗原 健*1 長尾 吉泰*1 森田 和豊*1 原田 昇*1 森 正樹*2 吉住 朋晴*1
*1九州大学大学院消化器・総合外科
*2東海大学医学部