臨床精神医学第48巻第12号

難聴と認知症との関係

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  • 河﨑 建人・他(水間病院)
  • 発行日:2019年12月28日
  • 〈抄録〉
    加齢性難聴は,アルツハイマー病と同様に聴覚神経系の老化表現であり,高齢者の増加に伴い増加している。加齢性難聴は生活機能障害をきたすだけでなく,認知機能低下の大きなリスクとなっていることを示唆する報告が相次いでいる。しかしながら,加齢性難聴とアルツハイマー病との関係は複雑であり,両者が共通の病理に基づくとする考え,難聴に起因する知覚情報遮断が認知機能低下を惹起するという考え,難聴により言語理解のために脳機能が消費されることにより認知機能が低下するとの考えなどがいわれているが,最終的な結論は得られていない。このような点を明らかにするためには,中枢性と末梢性の難聴を厳密に区別して検討する必要があろう。

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詳細

Presbycusis and cognitive impairment
河﨑 建人*1 東 眞吾*1 鐘本 英輝*1 岡島 和夫*1 東森 百百子*1 武田 雅俊*2
*1 医療法人河﨑会 水間病院
*2 大阪河﨑リハビリテーション大学