肝胆膵第80巻第2号

慢性膵炎患者に断酒・飲酒量低減を可能にする指導法は

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  • 堀江 義則(湘南慶育病院)
  • 発行日:2020年02月28日
  • 〈要旨〉
    慢性膵炎の成因の約70%がアルコール性であり,アルコール依存症を合併していることも多く,断酒や飲酒量低減の教育が必要である.飲酒量低減の方法は,簡易介入法(SBIRTS)を用いる.飲酒量低減の具体的な目標を自ら設定し,飲酒日記をつけてもらい,それをもとに過剰飲酒を防ぐ方法を検討する.あまりに厳しい指導は外来通院の中断につながる可能性も高い.「褒める」「励ます」「共感する」がキーワードである.セリンクロ®錠は,アルコール依存症患者の飲酒量を低減させる新しい薬剤であり,アルコール関連問題の治療の幅が広がることが期待される.飲酒量低減が継続不可になった時には断酒へ移行し,断酒できない場合には,アルコール依存症に対する適切な医療を提供することができる専門治療機関を紹介する必要がある.

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詳細

Educational guidance of abstinence and sobriety and support system for patients with alcoholic chronic pancreatitis
堀江 義則
医療法人社団健育会湘南慶育病院消化器内科