臨床精神医学第48巻第4号

TBI 後の社会的行動障害

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  • 生方 志浦・他(京都大学)
  • 発行日:2019年04月28日
  • 〈抄録〉
    社会的行動障害に対応する認知障害は社会的認知障害と考えられ,その重要な要素が情動認知である。われわれが情動を認知し表出するには情動価を持った外界・あるいは内面からの刺激を正しく知覚し,正しく認知し,適切な内的反応を生じ,適切な表出もするというプロセスが存在する。情動の認知から表出までのどの段階で障害されているかを考えると,社会的認知機能障害が理解しやすいと思われる。社会的行動障害の対応は,こうした背景を理解したうえで,社会的行動障害がどのようなきっかけで生じるのか,生活や訓練場面における文脈の調査に基づき評価を行う。治療介入においては,個々のケースに応じた薬物療法・疾病教育・環境調整などが重要となる。

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Aberrant social behaviors after traumatic brain injury
生方 志浦*1 上田 敬太*2
*1京都大学大学院医学研究科メディカルイノベーションセンター 
*2京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座