臨床精神医学第48巻第2号

精神科救急(精神科救急入院料の改定,精神科急性期治療病棟入院料の改定,看護職員夜間配置加算など)

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  • 澤 温(さわ病院)
  • 発行日:2019年02月28日
  • 〈抄録〉
    精神科を含めて,救急・急性期医療の本質は「待たせない」「断らない」医療であり,できるだけ早く,速く対応し,患者を本来の「生活者」に戻すことが第一であるが,2018年4月の診療報酬改定がそれを支援しているとはいえない。精神科救急入院料では,①時間外等の診療件数は緩和され,精神疾患に係る時間外等の入院件数は厳しくなった。また複数病棟を持つところでは算定が病棟単位となって厳しくなった。②その他,精神科救急入院料の病床数に制限が設けられ,在宅移行率の要件の見直し,再入院した患者についても自宅等へ退院した患者として計上できることになった。精神科急性期治療病棟入院料の改定では,在宅移行率については,救急入院料と同様の要件の見直しが行われた。精神科救急入院料等における看護職員夜間配置加算の新設は,一定の施設基準の下で,入院した日から起算して30日を限度として,加算がつけられた。緩和したり厳しくしたりしても,現代的問題に対応したものとはいえずさらなる改変が要求される。

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澤 温
社会医療法人北斗会さわ病院