臨床精神医学第48巻第2号

認知行動療法と保険診療

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  • 小野 樹郎・他(群馬大学)
  • 発行日:2019年02月28日
  • 〈抄録〉
    認知行動療法は広く効果を認められた精神療法であり,精神疾患の治療のみならずさまざまな現場で活用されている。保険診療としては2010年度にうつ病に対する治療が認められて以来,不安症などへの適応や,医師と看護師が共同して行う治療の追加など,対象の拡大を重ねてきた。効果的な医療を提供するため,治療を行う者は認知行動療法に習熟していることが要件とされており,具体的には個人スーパービジョンによる研修を通して適切な技能を習得することが最も望ましいと考える。その実現のために始まった厚生労働省による研修事業は一定の成果を上げているものの,実際にはまだ治療者の数が不足しており,国内の高まるニーズに十分に応えることができていない。さらなる普及のため,初心者からでも段階的に学びやすいように,より効率的で効果的な新しい治療法や研修方法が模索されている。

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詳細

Efficient and effective training method for cognitive behavior therapy provided by health insurance
小野 樹郎*1 福田 正人*1 大野 裕*2
*1群馬大学大学院医学系研究科神経精神医学 
*2一般社団法人 認知行動療法研修開発センター