臨床精神医学第53巻第8号

小児高次脳機能障害と精神症状

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  • 栗原 まな(神奈川リハビリテーション病院)
  • 発行日:2024年08月28日
  • 〈抄録〉
    小児後天性脳損傷の原因は脳外傷,急性脳症が多く,脳血管障害,低酸素性脳症が続く。脳外傷と脳血管障害は小児と成人で基本的に類似しているが,急性脳症と低酸素性脳症は両者で大きく異なっている。脳外傷後の高次脳機能障害では注意障害,記憶障害,感情コントロール低下,遂行機能障害が多く,急性脳症では注意障害と視覚認知障害が多い。脳血管障害では注意障害,失語などがみられる。低酸素性脳症では重度の障害を残すことが多いため高次脳機能障害は比較的少ないが,視覚認知障害と注意障害がみられる。小児の脳には可塑性があり,発達に伴う成長もあるため,機能の回復は成人より良好である。また症状も回復に伴って変化していく。高次脳機能障害への対応は評価に基づいて目標を設定していくことからはじまる。小児では検査バッテリーが限られているうえ,検査に協力が得にくいことから,「何に困っているか」ということを中心に評価をすすめていく。家庭生活と学校生活の中でリハビリテーションをすすめていく。その際に家族機能の良・不良が将来を左右する。

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Higher cortical dysfunction and psychiatric symptoms in children
栗原 まな
神奈川リハビリテーション病院小児科