臨床精神医学第53巻第8号

頭部外傷慢性期の高次脳機能障害と精神症状

電子書籍のみ

  • 上田 敬太(京都光華女子大学)
  • 発行日:2024年08月28日
  • 〈抄録〉
    外傷性脳損傷後には,脳損傷の部位や程度に応じたさまざまな認知機能障害が生じ,社会的認知の障害を含め,DSM-5では神経認知障害と呼ばれる。日本の行政用語として策定された「高次脳機能障害」という用語は,サービス利用という行政的観点から,周産期脳損傷や発達障害,進行性の疾患,特に従来の認知症を除くという定義となっているが,特徴とされる認知機能障害の中身は,DSM-5の神経認知障害と同じと考えてよい。慢性期の症状としては,頭痛や易疲労性といった損傷部位の対応がない非特異的なものに加え,損傷部位ごとに残存する後遺症がある。本邦の外傷性脳損傷の多くは交通外傷であり,前頭葉眼窩面に粗大な脳挫傷をきたす例が多いことから,本稿では前頭葉眼窩面損傷によって生じやすい社会的認知を含めた認知機能障害について主に解説を行い,加えて,従来の内因性精神病の類型学的診断に従って診断される病態についても若干の解説を行った。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Neurocognitive dysfunctions and psychotic symptoms in the chronic stage patients with traumatic brain injury
上田 敬太
京都光華女子大学看護福祉リハビリテーション学部福祉リハビリテーション学科言語聴覚専攻