臨床精神医学第53巻第8号

高次脳機能障害のリハビリテーション治療

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  • 秋元 秀昭(武蔵野赤十字病院)
  • 発行日:2024年08月28日
  • 〈抄録〉
    高次脳機能障害のリハビリテーションは,医学的リハビリテーションの後,生活訓練,職能訓練を経て社会復帰を目指す。医学的リハビリテーションは最大6か月,社会復帰まで1年間が望ましいとされるが,重症例では10 年ほどの期間をかけて就労に至る。基本的な考え方は,認知障害に対する改善(狭義の認知リハビリテーション),代償手段の獲得,障害の認識を高める,環境調整である。認知リハビリテーションの効果に関するエビデンスが報告されている。生活訓練と職能訓練は,障害者総合支援法による障害福祉サービスである自立訓練(機能訓練,生活訓練),就労移行支援,就労継続支援,就労定着支援などを利用する。障害福祉サービスの利用には,居住区市町村の行政担当者の協力が必要であり,患者・家族,行政担当者あるいは支援担当者,医療者の三者での協力が必須となる。行政と協力して長く診療を続けられる医師の育成が必要である。

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詳細

Rehabilitation treatment for the patients with higher brain dysfunction
秋元 秀昭
武蔵野赤十字病院リハビリテーション科