臨床精神医学第53巻第5号

エビデンスに基づいた子ども虐待予防の取り組み─公衆衛生学の視点から─

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  • 伊角 彩(東京医科歯科大学)
  • 発行日:2024年05月28日
  • 〈抄録〉子ども虐待は,その子どものライフコースにわたって身体的・精神的健康に悪影響を与え,その影響は社会全体や次世代にまで及ぶことがわかっている。このような子ども虐待を予防するには,周産期にアセスメントを行いリスクのある家庭に支援を届けることが重要であり,そのために公衆衛生学の研究では,多様なレベル(保護者・家庭・地域)における虐待のリスク要因がデータに基づいて特定されてきた。また,予防においては,リスク要因を減らすだけでなく保護的要因を増やすことも重要であり,介入可能なリスク要因・保護的要因について検討が行われている。本稿では,先行研究で明らかになっている子ども虐待のリスク要因および保護要因に関するエビデンスを整理し,そのエビデンスに基づいた子ども虐待予防のために周産期に実施されている取り組みを紹介する。

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Evidence-based prevention of childhood maltreatment: what is known in public health research
伊角 彩
東京医科歯科大学政策科学分野