臨床精神医学第53巻第5号

周産期における心理療法─心理職の立場から考える─

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  • 相川 祐里(済生会横浜市東部病院)
  • 発行日:2024年05月28日
  • 〈抄録〉周産期メンタルヘルスは,公衆衛生上の重要な課題である。女性のライフサイクルにおいて周産期は,精神疾患の発症や再発のリスクが高まる時期であり,母親の精神状態が悪化すると,母子関係や子どもの発達にも大きな影響を及ぼし,養育不全や児童虐待のリスク要因となる。その周産期における心理療法について,2023年に改訂された日本周産期メンタルヘルス学会コンセンサスガイドの心理療法関連CQから,認知行動療法とマインドフルネスを中心に概観する。また心理療法全般で支援者の基本姿勢となるメンタライゼーションの考え方と,そこから支援者支援についても検討したい。最後に,総合病院で心理師として勤務する筆者の見解として,周産期に心理療法を実践する際の課題についても併せて述べることとする。

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Psychotherapy in the perinatal period –from the perspective of clinical psychologist–
相川 祐里
済生会横浜市東部病院こころのケアセンター心理室