臨床精神医学第53巻第5号

地域リエゾン

電子書籍のみ

  • 安田 貴昭(埼玉医科大学)
  • 発行日:2024年05月28日
  • 〈抄録〉コンサルテーション・リエゾン精神医学はさまざまな診療科で生じる問題について相談を受け,連携して介入するという精神医療のあり方を示しており,これを地域医療で実践することは地域リエゾンと称することができる。コンサルテーションは「相談」,リエゾンは「連携」である。リエゾンモデルではチームの一員として診療に常時参加し,予防的に介入することや患者をめぐる関係性に介入することが可能である。周産期メンタルヘルスでは多くの事例が総合病院に集中してしまう問題がある。地域医療においてハイリスク・アプローチとポピュレーション・アプローチを使い分けることが必要であるが,後者にはリエゾンモデルによる支援が適している。精神科がバックアップすることで地域の周産期施設のメンタルヘルスケアの対応能力は向上し,地域保健行政においても精神科は臨床で培った知識と経験を活用して協力することができる。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Community-based consultation-liaison psychiatry
安田 貴昭
埼玉医科大学総合医療センターメンタルクリニック