臨床精神医学第53巻第1号

気分障害と睡眠・概日リズム障害

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  • 大塚 直亮・他(琉球大学)
  • 発行日:2024年01月28日
  • 概日リズム障害は気分障害と高率に併存し,予後に影響するため,概日リズム障害に焦点をあてた時間生物学的治療が注目されている。概日リズム障害は,気分障害の中でも双極性障害に比較的高率に併存し,生物学的指標の一つであると考えられている。概日リズム障害は双極性障害の経過における前駆症状や再発と関連していることから,今後,双極性障害の発症や再発予防やバイオマーカーとしての役割が期待されている。また,概日リズム障害に着目した高照度光療法をはじめ,暗闇療法,メラトニンなどの時間生物学的治療の有用性が示唆されている。気分障害において概日リズム障害に着目した診断と治療は今後さらに重要性が増すことが予想される。概日リズム障害と気分障害に関する更なる研究知見の集積が期待される。

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Mood disorders and circadian rhythm dysfunctions
大塚 直亮 高江洲 義和
琉球大学大学院医学研究科精神病態医学講座