臨床精神医学第51巻第2号

生活困窮者支援におけるアセスメントの現状と課題

電子書籍のみ

  • 明翫 光宜・他(中京大学心理学部)
  • 発行日:2022年02月28日
  • 〈抄録〉
    本研究で筆者らは,生活困窮者に対する相談・支援業務を中心的に担っている福祉
    事務所を対象に,住居のない生活困窮者のアセスメントに関する実態調査を行った。315
    機関の回答を分析した結果,(1)生活困窮者のアセスメントに認知症,精神障害,発達障
    害(知的障害も含む)といった精神医学的観点が必要であること,(2)ケースワーカーの直
    観や経験則だけに頼るのではなく,標準化実験により作成された数値化可能で客観的なア
    セスメントツールに基づいて,各種の障害特性を判断することが求められる,という2 点
    の課題が明らかとなった。さらに,この課題に対して短時間でかつ簡易に各種障害の可能
    性を示唆する包括的なテストバッテリーの開発が必要であることを示唆した。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Current status and issues of assessment with the support system for people in need
明翫 光宜*1 高柳 伸哉*2 鈴木 勝昭*3 鈴木 康之*4 伊藤 大幸*5村山 恭朗*6
*1中京大学心理学部
*2愛知東邦大学人間健康学部
*3福島学院大学ふくしま子どものこころのケアセンター
*4杜藏心理相談室
*5お茶の水女子大学生活科学部
*6金沢大学人間社会研究域