臨床精神医学第50巻第9号

精神疾患における早期介入と予防―機能的転帰の改善に向けて―

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  • 住吉 太幹(国立精神・神経医療研究センター)
  • 発行日:2021年09月28日
  • 〈抄録〉
    統合失調症などの精神疾患における就労や就学状況など機能的転帰の改善は,社会包摂やQOL向上を含む患者のリカバリーの観点からも重要である。本稿では,社会機能など機能的転帰の向上に向けた精神病の早期治療および発症予防におけるいくつかの課題を,未治療期間の短縮,認知機能障害,脳形態および関連する神経生物学的変化,創薬研究などの視点から概観した。後方視的な概念である前駆期と親和性が高い,精神病ハイリスク状態における発症予測の精度を上げる試みが,複数の神経生物学的・心理学的手法を用いて行われている。また,発症予防を目的とした治療・介入法の開発を目指す基礎研究も,病態生理の解明と並行する形で進んでいる。精神病などの発症の有無にとらわれない,社会機能改善や幸福感の獲得を主眼とした地域での臨床支援活動の推進が,メンタルヘルス向上につながると期待される。

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Early intervention and prevention in psychiatric diseases –efforts to improve functional outcomes–
住吉 太幹
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所児童・予防精神医学研究部