肝胆膵第81巻第1号

SVR後肝発癌の分子基盤解明にむけた網羅的遺伝子発現解析

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  • 竹田 治彦,他(京都大学)
  • 発行日:2020年07月28日
  • 〈要旨〉
    C型肝炎ウイルス(HCV)排除後にも何年もの間肝発癌のリスクが残ることが判明してきた.しかし,発癌物質であるHCVを除去したにもかかわらずなぜ発癌がみられるのか,その分子基盤については,これまでほとんど解明されていない.本稿ではSVR後発癌の分子基盤を検討するにあたり,まずSVR後肝癌のゲノム異常について概説する.次に,HCV感染,HCV排除に伴い,SVR後発癌症例の発癌母地である背景肝組織にどのような遺伝子発現変化がもたらされるか,に着目したRNAシークエンス解析の実際を紹介し,現在の網羅的遺伝子発現解析の限界と展望について概説する.

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Transcriptome analysis to explore the molecular basis on hepatocarcinogenesis after
HCV eradication
京都大学大学院医学研究科消化器内科学