肝胆膵第79巻第5号
EUS-elastography，shear wave elastography による膵線維化診断
電子書籍のみ
- 鈴木 博貴，他（名古屋大学）
- 発行日：2019年11月28日
- 〈要旨〉
超音波elastography は，消化器領域では肝臓を中心に発展し，現在では膵線維化診断においても用いられるようになった．現在では，EUSを用いたelastographyは主としてstrain elastography が，経腹壁超音波検査におけるelastography はshear wave elastographyが使われており，膵疾患診断における有用性が報告されている．EUSelastography，shear wave elastographyともに優れた画像技術ではあるが，長所，短所があり，実臨床で両者を生かすためには，それぞれの特徴を熟知し，質の高い画像描出を心がける必要がある．
詳細
Diagnosis of pancreatic fibrosis using EUS-elastography and shear wave elastography
鈴木 博貴＊1 大野 栄三郎＊1 石川 卓哉＊1 川嶋 啓揮＊2 藤城 光弘＊1
＊1名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
＊2同 医学部附属病院光学医療診療部