肝胆膵第79巻第5号

肝線維化治療薬開発の現状と課題

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  • 柳川 享世,他(東海大学)
  • 発行日:2019年11月28日
  • 〈要旨〉
    近年の肝炎ウイルスに対する治療法の進歩により,非アルコール性脂肪性肝疾患が慢性肝疾患の主因となりつつある.なかでも,進行性の非アルコール性脂肪肝炎に対する効果的な治療薬剤はいまだ存在せず,NASH患者の予後を規定するのは線維化の進展度とされることから,肝線維化治療薬の開発に対する産学の関心は大きい.欧米を中心に多くのNASHに対する候補薬剤が開発され,一部はわが国においても治験が進行中である.その抗線維化効果に期待が集まる一方で,十分な効果が得られずに,あるいは予期せぬ副作用により治験が中断する例も少なくない.肝線維化治療薬開発の現状を概観するとともに,臨床応用に向けて克服すべき課題を考える.

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Challenges for developing anti-fibrotic drugs –current situation and future perspective–
柳川 享世*1,2 稲垣 豊*1,2
*1東海大学医学部先端医療科学
*2同 大学院医学研究科マトリックス医学生物学センター