肝胆膵第77巻第5号

分枝型IPMN経過観察方法

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  • 塩見 英之,他(神戸大学)
  • 発行日:2018年11月28日
  • 〈要旨〉
    IPMN/MCN国際診療ガイドラインにより分枝型IPMNの治療方針はより保存的な方向に転換した.しかしその一方,経過観察中に悪性化する症例があること,併存膵癌が発生することが認識されるようになり,この二つの膵発癌リスクを念頭においた経過観察方法が必要である.しかしその適切な画像診断法や経過観察の間隔,期間などに一定の基準は設けられていないのが現状である.各モダリティの特性を考慮して,MRI/MRCPとEUSを半年ごとに施行し,MDCTを適宜追加する方法によって,膵管と膵実質の評価が可能であり,IPMNの進展評価と早期の併存膵癌を検出できる可能性があるとわれわれは考えている.今後は,質の高いエビデンスが集積され,効率の良い経過観察方法が明らかになることが期待される.

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The follow up strategy for branch duct IPMNs
塩見 英之 山川 康平 辻前 正弘 池川 卓哉 藤垣 誠治 酒井 新 小林 隆 塩見 優紀 増田 充弘 児玉 裕三
神戸大学大学院医学研究科内科学講座消化器内科学分野