臨床精神医学第47巻第3号

創薬開発に向けた産官学連携-Public Private Partnerships,PPPs-

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  • 池田 和隆・他(東京都医学総合研究所)
  • 発行日:2018年03月28日
  • 〈抄録〉
    精神・神経疾患治療薬開発の世界的な危機に対応するため,日本学術会議,国際神経精神薬理学会(CINP),日本神経精神薬理学会(JSNP)において検討が重ねられている。2017年7月に日本学術会議脳とこころ分科会より「精神・神経疾患の治療法開発のための産学官連携のあり方に関する提言」が公表され,バイオマーカー開発,リサーチツール開発,患者層別化技術開発,規制当局の理解,既存治験・臨床研究データベースの構築とその解析などのステップを複数の企業およびアカデミアが協調して進めて治療法開発の基盤整備を行うこと,またこの競争前連携であるPublic Private Partnerships(PPPs)に対する公的資金導入の必要性が指摘された。CINP/JSNPでは,具体的なPPPs創設準備のためのタスクフォースおよびその中に4つのワーキンググループが組織され,一部はスピンアウトしてPPPsが創設され始めている。産官学のオールジャパンでの精神・神経疾患治療薬開発が期待される。

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詳細

Public private partnerships for drug development
池田 和隆1) 小居 秀紀2) 菊地 哲朗3) 森尾 保徳4) 川上 善之5) 須原 哲也6) 中込 和幸7) 山脇 成人8)
1)東京都医学総合研究所精神行動医学研究分野
2)国立精神・神経医療研究センタートランスレーショナル・メディカルセンター
3)大塚製薬株式会社
4)田辺三菱製薬株式会社
5)エーザイ株式会社
6)量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所
7)国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所
8)広島大学大学院医歯薬保健学研究科