臨床精神医学第54巻第7号

アウトブレイク対応─接触感染予防策の実践につなげる─

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  • 栁澤 敏子(東京都立松沢病院)
  • 発行日:2025年07月28日
  • 〈抄録〉
    感染対策の基本は標準予防策であるが,感染症または感染症の疑いがある場合には感染経路別予防策を追加して実施する必要がある。医療関連感染において最も多い感染経路は接触感染である。そして,接触感染予防対策で重要なのは,適切なタイミングでの手指衛生の実施と,適切な個人防護具の使用である。COVID-19の流行により,感染拡大時の対応を経験したことで,感染対策への関心は得られるようになったものの,実践の継続が十分とはいえない状況にある。実際,精神科においての感染対策は,さまざまな課題が多いのも事実である。しかし,感染対策は,何か起こってから対応するのではなく,常に意識しながら対応を継続することが求められる。今回,接触感染のアウトブレイク事例を通して,具体的な対応を考える機会としたい。

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Responding to outbreaks lead to the implementation of contact precautions
栁澤 敏子
地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立松沢病院看護部