臨床精神医学第52巻第8号

精神科医が基礎研究をするということ

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  • 森下 博文(マウントサイナイ医科大学)
  • 発行日:2023年08月28日
  • 〈抄録〉
    精神科医は,精神疾患を前にし,脳とこころの根本問題に直面させられる。筆者の精神科臨床経験は1年弱と極めて限られたものではあったが,当時の経験が大きな問題意識を生み,その後20年以上にわたる基礎研究の方向性の道標になっている。本稿では,私自身が精神科臨床から基礎研究に転じ,海外留学後,現在アメリカで基礎研究に携わるまでの道程を紹介することで,精神科医が基礎研究に関わることの意義と喜びを少しでもお伝えできればと思う。複雑な精神疾患の解明のために,あらゆる英知の結集と学際的なアプローチが求められる今,精神科臨床経験のある基礎研究者の活躍が期待される場は増えつつある。精神科医としてスタートされたばかりの先生方に,今後のキャリアパスの一つとして,基礎研究という道に少しでも興味をもってもらえるならば幸いである。

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A career path from a psychiatrist to a basic scientist
森下 博文
マウントサイナイ医科大学精神科